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私は香港人の夫と結婚して今年で16年。付き合い始めてからだと20年以上になる。
今は慣れてしまったというか、生活の一部になってしまったけれど、ということがたくさんある。 その最たるものが、家族関係から始まる人間関係。 香港人は家族関係をとっても大切にする。一般的なパターンとして週末は家族全員そろっての飲茶タイム。どこかの決まったレストランで集合し、朝昼兼用の飲茶をする。友達などと会う約束があったとしても、飲茶のあと。私は初めのころ、そこに行くのがあまり好きではなかった。恋愛中は2人でいたいと思うとともに、広東語が理解できなかったので、大勢の中にいても孤独を感じていると思っていた。もちろんお兄様お姉さまたちは、なるべく私の理解する北京語で話すようにしてくれていたのだが、話に熱中しはじめると、広東語になってしまう。私のためだけに言語チャンネルを広東語から北京語に直してもらうわけにも行かなかない。言葉の壁は大きいと思っていた。 また、たとえば、「映画に行こう」というと、家族全員に連絡が行く。そして都合のあう人は全員参加。誰かのお誕生日も全員で祝う。私の父母が香港に来ても一度は全員で食事をする。それから、兄弟姉妹の友人は兄弟姉妹が知り合いになる。それも小学校時代のお友達からはじまって今のお付き合いまでが知り合いになるのだ。仕事関係のお付き合いの人も知り合いになる確率が高い。最初は一人との仕事づきあいが、ほかの兄弟の仕事も関係するかも?となると紹介紹介。それで事業も拡大する。 家族関係は信頼関係の最たるもの。そこから発生する関係の人たちも信頼できると考えているのが香港人。よく考えてみると、香港人は世界中に広がって住んでいる。人脈が広いのも当たり前のことだと納得する。 昔の私は、そんな家族関係が大変だと思っていたが、今は、とってもありがたい。夫やわたしが出張しているときも、息子の面倒は寄ってたかってみてくれるし、ひとりではできないことも、みんながいると、かならず解決のきっかけが掴める。 最近義弟に台湾人の彼女ができた。その苗字を聞くだけで誰もが知っている一族のお嬢さんだ。彼女も台湾人という同じ中国人だからか、厳しい家庭の躾の賜物のせいなのか、いろんな国で生活や仕事をしてきたせいなのか、香港に遊びに来ている間は、家族の誰かしらと一緒の行動であっても、いやな顔ひとつせずに溶け込んでいた。そんなことの積み重ねで、義弟の嫁として、家族として認められていくんだろうな?と思う今日この頃である。
by yo_sachiko
| 2007-06-20 17:40
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