楊さちこのブログです
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ヤドカリにはさまれた息子
街の金魚屋さんでヤドカリを見つけた息子。そこにはりついたように離れなくなった。

巻き貝を背中にしょって歩いているのが、とっても不思議だったみたいだ。

「これは、日本語で ヤドカリっていうねん。ヤドっていうのは、おうちって言う意味で、そのおうちを借りてくらしているねん。育って大きくなるごとに、大きな巻き貝に引っ越ししていくねん。」と教えてあげたところ、よけいに興味津津。

「一匹やったらかわいそうやから」と2匹買った。その時に息子は、お店の人に「男の子と女の子が欲しい!」と言って、「それは無理や!」と言われた。

引っ越し用の貝がらも買った。一つは青にペイントしてあるもの。もう一つは白にペイントしてあるもの。

帰り道はヤドカリのことばかり。

「ヤドカリは、かたつむりみたいに、男の子で女の子なんかなぁ?」

そんなん私に聞かれても困るので、「帰ってからネットで調べてみようね!」
「ヤドカリの、貝の中はどうなっているの?ヤドカリの足は中にもあるの?」
とにかくとにかく質問攻めだった。

家に帰って、小さな水槽に砂を敷いて、水と餌と、青と白の貝がらと、ヤドカリをその中に入れた。

そのあと、ネット検索。ヤドカリにはオスとメスがあることがわかった。それは足の付け根を見たらわかると言うことも知った。

たべものは、市販のヤドカリの餌でもいいけれど、野菜なんかも食べるのがわかった。

その日から、息子は、家の中での移動をするとき、小さな水槽を持って歩くようになった。
トイレの時も、どんなときも。

そして何度も、「この貝のなかはどうなっているの?どうやって、いつ引っ越しするの?」
「貝の中はおしりみたいになっているよ。引っ越しは自分が大きくなったと思ったらするよ。あんまり触ってばかりいたらアカンで~。死んでしまうで~。」
でもでも、息子は、小さな水槽を持って歩きながら、中のヤドカリを触り続けていた。」
b0142798_19294243.jpg

そして、突然、「どうしよう~~~。」と私のもとに走ってきた。

右手に、裸になったヤドカリ、左手に、引っ越し用にと準備した貝殻。
「どないしたん?」
「ヤドカリを引っ越しさせようと思って」
「けんゆう!それ、けんゆうが引き抜いたん?」
「うん」
「そんなんしたら、死ぬで~。」

(子は親に似るものなんや!と思った。私も小さい頃、ヤドカリの中身が見たくって見たくって、引き抜いたことがある。そのあと、そのヤドカリは、元の貝にも、新しい貝にも入らず、死んでしまった。お墓を作った。)

「死ねへんわ~。絶対に!」と言いながら、ヤドカリと貝がらを持って走っていった。
モノの10分もしないうちに、「ぎゃぁ~~~~。たすけて~~~~~。はさまれた~~~。とれへん~~~。」と、今まで聞いたことがないような大声で、叫ぶ息子の声がした。

見に行くと、涙をぼろぼろボロボロこぼしながら、私に手を見せた。
人差し指のさきっちょに、ヤドカリがいた。

ヤドカリは、両手のはさみでけんゆうの指先にしがみついていた。
わたしは、すぐに、ヤドカリのはさみの部分を左右から開くように離した。

息子は、何でこんなに簡単に取れるの?と言う目で私を見た。
「ありがとう!ありがとう!」と泣きながら私に言った。

「ヤドカリを貝がらの中に入れようと思ってん。何回もやってたら、はさまれてん。そんで、私がとろうと思ったら、だんだんだんだん強くはさんできてん。」

指先は腫れていたけれど、出血はなかった。
「ヤドカリが嫌がることをするから、はさまれるねんで! けんゆうは貝の中を見たいのかもしれへんけど、ヤドカリにとったら大きな迷惑やで。」

息子は興奮が収まった後、「あのヤドカリは、男の子やった。わたしきちんと観察したで!」
指の痛みと引き換えに、知りたいことを知った満足がそこにはあった。
by yo_sachiko | 2008-08-24 19:30 | 子育て
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