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私の両親は、耳が遠いのではなくって、耳が不自由。だからわたしは、簡単な手話が出来るし、読唇術も生まれながらに身に着いている。(ちょっと自慢)
小さい頃は、両親ともに、耳が不自由ということでいじめられたこともある。 今は亡き祖父がわたしに、「とにかく人よりデキルことを身につけるように」ということと、「将来、親の面倒はきちんと見るように」ということを言い続けた。 かたや、母は私に、「さちこは大きくなったら、本を出してほしい」「先生になって欲しい」「テレビに出るようになって欲しい」と言い続けた。 きっとそれらが、母のしたかったことだと思い、かなえられるように頑張ろうと心に決めていた。 最近は、「東京に行くなら、その前後に一日でもいいから大阪に来てほしい」と言っているので、それをかなえるべく行動している。 それで、先日、大阪の実家に泊まった。 息子も夫もなしで行くのは久しぶりだった。そして、歯医者について行ったり、整骨院について行ったり、商店街について行ったりした。 平日の昼間であった。歯医者でも整骨院でも商店街でも、老人率がとっても高いのに気付いた。 歯医者の先生の治療の仕方を見ていると、耳が聞こえないということを特別にせず、一つ一つの動作のたびに、簡潔なメモを母に見せていく。とてもスムーズ。 整骨院では、若い先生たちが、老人も障害者も同じようにいたわってくれていた。 商店街では、いろんな店の人が、母に声をかけて、大きな口をあけてしゃべるか、動作でわかるようにしてくれるかをしていた。 私は、香港に住むようになってから、何度も何度も両親を香港によんで、長期滞在を試みてもらったりしていたのだが、やっぱり、大阪がいいみたいだった。 大阪がいい!という理由は、こんなところにあったのだ!ということに今更ながら気づいた。
by yo_sachiko
| 2008-09-30 02:47
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